店舗片付けにかかる費用相場の目安
店舗の片付けにかかる費用は「不用品回収」と「原状回復」の2種類があります。
上記2つと「その他の費用」を合わせて、3つの費用相場について解説していきます。
不用品回収にかかる費用相場
不用品回収業者を利用した場合、荷物量に対して以下のような料金がかかります。
1R+α程度 | 4万5000円~ |
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1DK程度 | 7万5000円~ |
8立方メートル | 8万5000円~ |
9~10立方メートル | 10万5000円~ |
店舗片付けでは処分が難しいものもあるため、上記の金額よりも高くなるケースもあるでしょう。
現状回復にかかる費用相場
張り替え工事では、張り替える種類によって金額が変わります。
クロス | 1,100円/㎡~ |
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クッションフロア | 2,700円/㎡~ |
タイルカーペット | 2,100円/㎡~ |
塩ビタイル | 3,500円/㎡~ |
Pタイル | 2,100円/㎡~ |
ソフト巾木 | 550円/㎡~ |
おおよその目安となるため、実際にかかる費用は業者に見積もりを依頼して確認してください。
その他工事にかかる費用
その他工事にかかる費用については以下の金額が目安となります。
塗装 | 1,000円/㎡~ |
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クリーニング | 25,000円~ |
廃棄処分費 | 9,000円/㎡~ |
ブラインド清掃 | 3,000円~ |
エアコン分解クリーニング | 45,000円~ |
ボード補修 | 6,000円/枚~ |
パーテーション解体撤去 | 1,000円/㎡~ |
上記金額はあくまでも一例なので、業者や状況で料金相場は異なります。
店舗片付け費用を安くするコツ
店舗の片付け費用を安くするコツを解説していきます。
1つやるだけでも料金を抑えられますので、できそうなものがあればぜひ実践してみてください。
一括見積もりサイトで相見積もりを取る
片付け業者を決定する前に、一括見積もりサイトで相見積もりを取ってください。複数の業者を比較することで一番安い業者がすぐに分かります。
電話での対応や、見積もり時のスタッフの対応を見ることで、信頼できるか判断しやすくなるでしょう。
また、他の業者より極端に高い・安い業者は違法業者の可能性があるため、検討から除外できるメリットがあります。
口コミや評判が良くても1社見積りの高額料金に注意!
繁忙期を避けて値下げ交渉をする
ほとんどの業者はある程度の値引き交渉なら応じてくれることが多いです。交渉で必須なのが先ほど説明した「相見積もり」です。他社と比較していることを伝えると交渉しやすくなります。
不用品回収業者の繁忙期を避けて交渉するのも有効な手段です。大掃除の年末、新生活シーズンの3~4月は忙しくなるため、通常よりも料金が割高になります。
交渉する時期を避けるだけで、費用を抑えられるチャンスとなりますので、調整可能であれば依頼時期を選びましょう。
買い取ってもらえそうな分で割引してもらう
店舗片付けでは、大量に不用品が発生します。その中に価値の高い品物があれば、買取してもらうことも可能です。
買取に対応した業者であれば、回収料金から買取金額が差し引かれますので、最終的な支払金額を大きく減らすことができるでしょう。
買取金額が回収料金を上回れば、買取分のお金を受け取ることもできます。
店舗片付け業者の選ぶ際の注意点
店舗の片付けでの注意点を3つ紹介します。
店舗を閉店する際には以下の内容に注意しましょう。
産業廃棄物収集運搬許可証を取得しているか
店舗の片付けでもっとも一般的なのが「産業廃棄物処理業者」へ依頼する方法です。産業廃棄物は家庭ごみとして回収できないため、資格を所持している処理業者へ依頼しましょう。
「産業廃棄物処理業者」は法人向けサービスを用意していますので、店舗閉店などで排出される大量の廃棄物も回収してくれます。
マニュフェストを作成してもらえるか
マニフェストとは、処分する業者名や処分の詳細を記録した「産業廃棄物管理票」のことです。
定期的に処分した証拠となるものなので、必ず作成してもらいましょう。
回収業者からマニフェストが交付されるのが一般的ですが、交付しない悪質な業者もいるため注意してください。
家電製品はリサイクル法の適用になる
家電製品は家電リサイクル法の対象となります。エアコン・テレビ・冷凍庫(冷凍庫)・洗濯機(乾燥機)は、家庭用機器であれば家電リサイクル法の対象です。
業務用の冷蔵庫など、家庭用ではない家電は「産業廃棄物」となり、産業廃棄物運搬業の許可を持った業者に引き取ってもらう必要があります。
店舗片付け業者の選び方のコツ
業者を選ぶコツについて解説します。
以下のポイントを押さえて依頼する業者を選びましょう。
必ず見積もりを出してもらう
どんな作業が合って、費用がどれくらいかかるのかを確認するため、見積もりは必ず取りましょう。
店舗の貸主が業者を用意してくれることもありますが、紹介料を得るために料金が上乗せされているかもしれません。事前に見積もりを取って、いくらかかるのかは把握しておいてください。
全て回収できるかの確認
店舗にある備品をすべて回収してもらえるかも重要です。
業者によっては回収できないものがあるため、どこまで回収可能なのか確認しておきましょう。
機密データの処理をしっかりしてくれるか
店舗で利用している機器には機密性の高いデータが入っているはずです。情報漏洩を防ぐためにも確実に処分する必要があります。
そのため、機密データの処理をしっかりやってくれる業者を選ぶことが大切になります。
OA機器のリサイクルに強いか
てんぽは業務用のOA機器を使用しているケースが多いです。まだ使えるものを廃棄するのはもったいないため、売却できる業者を探しましょう。
機器類の買取金額は高額になりやすいため、買取に対応している業者を調べたり、高価買取の実績があるサービスを見つけることが重要です。
スチール家具の処分もできるか
不用品回収業者のすべてがスチール家具に対応しているわけではありません。対応していても他の家具よりも割高になるケースもあります。
安く処分するのであれば、スチール家具の処分が得意な不用品回収業者を選びましょう。料金体系や、プラン内容でお得になるものを選ぶとより安く利用できます。
スケジュールの確認
業態変更など、期日が短い場合には急いで対応してもらう必要があります。
依頼時に「何日かかるのか」「いつまでに回収してほしいのか」を伝えてスケジュールを調整しましょう。
口コミや評判を確認
利用者の口コミを確認できるとぼったくり業者を避けることができます。実店舗があるサービスなら、グーグルマップの口コミが参考になります。
他にも口コミサイトなどを調べて、世の中の評判を見ながら依頼する業者選びの参考にしてください。
買取できるかの確認
業者に見積もりを取る時に、不用品の買取について確認しておきましょう。買取品があれば、閉店にかかる費用を節約できます。
業者ごとに強みのあるジャンルが異なりますので、買取実績を調べて依頼する業者を選ぶと良いでしょう。