
引っ越しや買い替えなどで不要になった三つ折りマットレス。
「粗大ごみで出せばいいのかな」「切って普通のごみとして捨てられる?」と処分方法に迷う方も多いのではないでしょうか。
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三つ折りマットレスを捨てる前に知っておきたいこと
三つ折りマットレスは、一般的なベッドマットレスと比べてコンパクトにできるメリットがありますが、処分する際には自治体のルールに従って適切に捨てる必要があります。
実は状態や素材によって最適な捨て方が変わるため、まずは自分のマットレスがどのタイプかを確認しましょう。
マットレスの種類と処分方法の基本
まず大前提として、三つ折りマットレスはスプリング(コイル)の有無によって処分方法が大きく変わります。自分が捨てようとしているマットレスがどのタイプか確認しましょう。
タイプ | 特徴 | 基本的な処分方法 |
---|---|---|
スプリング入り 三つ折りマットレス | ・内部にコイルが入っている ・比較的重い ・弾力性がある | 粗大ごみとして処分 ※自治体によっては回収不可の場合あり |
ウレタンフォーム 三つ折りマットレス | ・スプリングなし ・比較的軽量 ・クッション性のある素材 | 粗大ごみまたは 分解して可燃ごみ |
低反発素材 三つ折りマットレス | ・体圧を分散する特殊素材 ・体重に応じてゆっくり沈む ・厚みが薄いものが多い | 粗大ごみまたは 分解して可燃ごみ |
マットレス処分の基本原則
- 基本は粗大ごみとして処理するのが一般的です。
- 自治体によってはクッション性のある素材に不燃性樹脂が含まれるため、燃えるごみとして処分できない場合があります。
- コイル(スプリング)の有無によって処分方法や費用が変わることが多いです。
- 自治体のルールを必ず事前に確認しましょう。
注意:実際の処分方法は自治体によって異なります。お住まいの地域の規則を必ず確認してください。多くの自治体では公式ウェブサイトや各種パンフレットで詳細な情報を提供しています。
粗大ごみとして処分する方法
三つ折りマットレスを処分する最も一般的な方法は、粗大ごみとして出すことです。自治体によって手続きや費用は異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
粗大ごみ処分の基本ステップ
1予約・申し込み
自治体の粗大ごみ受付センターや専用サイトで回収を申し込みます。電話やインターネットから予約可能な自治体が多いです。
2処理手数料の支払い
コンビニエンスストアや指定の場所で粗大ごみ処理券(シール)を購入します。マットレスのサイズや種類によって料金は異なります。
3シール貼付
購入した処理券に名前や受付番号を記入し、マットレスに貼り付けます。
4指定場所への排出
予約時に指定された日時・場所にマットレスを出します。通常は自宅前や指定のごみ集積所です。
粗大ごみ処分の費用相場
マットレスを粗大ごみとして処分する場合の費用相場は以下の通りです:
マットレスの種類 | 一般的な費用範囲 | 備考 |
---|---|---|
三つ折りマットレス (スプリングなし) | 400円〜1,000円 | サイズや自治体によって変動 |
三つ折りマットレス (スプリングあり) | 500円〜1,200円 | スプリング入りは料金が高めの傾向 |
布団類として扱われる場合 | 300円〜500円 | 複数まとめて出せる場合あり |
※料金は自治体によって異なります。一部の自治体では、布団類と一緒に処分できる場合もあります。例えば、藤沢市ではマットレス(スプリング入りを除く)を含む布団類は3点まとめて500円で処分できるケースがあります。
粗大ごみ処分の注意点
- 予約は早めに!年末年始や引越しシーズン(2〜3月)は予約が混み合います。
- 回収後の運び出しは自分で行う必要があります。重いマットレスは複数人で持ち運びましょう。
- 自治体によってはコイル入りマットレスは回収不可の場合があります。事前に確認を。
- 一部の自治体では直接持ち込みも可能で、料金が安くなる場合もあります。
分解して可燃ごみとして出す方法
粗大ごみで捨てる費用を節約したい場合や、すぐに処分したい場合は、マットレスを自分で分解して、普通の可燃ごみとして出す方法があります。特に三つ折りマットレスは比較的分解しやすいのがメリットです。
分解に必要な道具
包丁
三徳包丁などの鋭い刃物
ハサミ
キッチンハサミか大きめのハサミ
ごみ袋
45L以上の大きめのもの
ポイント:ハサミやカッターよりも包丁が最も効率的にマットレスを切ることができます。特に厚みのあるウレタンマットレスは、包丁で刺身を切るようにスッと入れるとスムーズに切れます。
三つ折りマットレスの分解手順
【マットレスを自分で分解するメリット】
- 粗大ごみ処分費用(400円〜1,200円)が節約できる
- 予約不要で、好きなタイミングで処分できる
- 粗大ごみの回収日まで待つ必要がない
作業スペースの確保
マットレスを広げられる十分なスペースを確保します。床を傷つけないよう、必要に応じて下に新聞紙やビニールシートを敷いておきましょう。ウレタンの細かい粒が飛び散る可能性があるので、掃除しやすい環境を整えてください。
三つ折りの部分で分割
三つ折りマットレスの折り目に沿って、まずは3等分に分けます。折り曲げられている部分は通常布だけでつながっているため、この部分からハサミで切り始めるとスムーズです。
包丁で切り込みを入れる
包丁を使って、マットレスに切り込みを入れます。包丁は、ウレタンに対して刺身を切るような感覚でスッと入れることができます。床を傷つけないよう、マットレスの底から少し手前で止めるようにしましょう。
※切る際は怪我をしないよう十分注意してください。特に床を傷つけないように、底まで貫通させないことが重要です。
さらに小さく分割
3等分したマットレスをさらに小さく切り分けます。包丁で切り込みを入れた後、ハサミでさらに細かく切るか、手で引きちぎることもできます。自治体のルールに従って、30cm×30cm以下の大きさになるように切り分けるのが一般的です。
ごみ袋に入れて普通ごみと一緒に捨てる
重要:マットレスの素材だけでごみ袋を満杯にしないでください。ごみ収集車の機械に巻き付いて故障の原因となる可能性があります。必ず普通のごみと混ぜて出すようにしましょう。全量を処分するまでに数週間かかる場合もあります。
マットレス分解の注意点
- 必ず自治体のルールを確認してから分解してください。自治体によっては認められていない場合があります。
- 刃物の取り扱いに注意し、怪我をしないように気をつけましょう。
- 作業中はウレタンの粉塵が舞いやすいので、窓を開けるなど換気を心がけてください。
- スプリング入りマットレスの場合、金属部分の処理が必要です。自治体のルールに従って不燃ごみなどで処分してください。
便利ワザ
ウレタンマットレスの量が多い場合は、圧縮袋を活用するとかさばらずに捨てられます。100均などに売っている圧縮袋に入れて空気を抜くと、体積を大幅に減らせます。
その他のマットレス処分方法
粗大ごみや自分で分解する方法以外にも、マットレスを処分する方法はあります。状態や種類によっては、むしろ以下の方法の方が適している場合もあります。
新品購入店での引き取り
マットレスを購入した店舗や、新しいマットレスを購入する際に引き取りサービスを利用する方法です。
メリット:自分で運び出す必要がなく、新しいマットレスの配送と同時に処分できる
費用目安:3,000円〜5,000円程度
適している場合:新しいマットレスを購入する予定がある場合
不用品回収業者に依頼
専門の不用品回収業者に依頼して、自宅まで回収に来てもらう方法です。
フリマアプリやネットオークション
メルカリやヤフオクなどで出品して、欲しい人に譲る方法です。比較的新しいものであれば売れる可能性があります。
メリット:処分費用がかからず、むしろ収入になる可能性がある
費用目安:無料(むしろ収入になる可能性)
適している場合:比較的新しく、汚れやシミがないマットレス
地域情報サイトで譲渡
ジモティーなどの地域情報サイトや自治体の不用品交換制度を利用して、近隣の人に譲る方法です。
メリット:処分費用がかからず、発送の手間もない
費用目安:無料
適している場合:まだ使えるきれいな状態のマットレス
無料で回収してくれるケースも
一部のリサイクル専門業者では、まだ使用できる状態のマットレス(特にスプリングなしのもの)を無料で回収しているケースもあります。以下の条件を満たす場合は、無料回収を検討してみるのもよいでしょう:
- 壊れておらずまだ使える状態
- シミや汚れ、臭いがない
- スプリング(コイル)が入っていないタイプ
処分方法の費用比較と最適な選択
三つ折りマットレスの処分方法はいくつかありますが、どの方法がベストなのでしょうか?コスト、手間、時間の観点から比較してみましょう。
処分方法 | 費用 | 手間 | 時間 | おすすめの状況 |
---|---|---|---|---|
自治体の粗大ごみ | 400円~1,200円 | ★★☆☆☆ | 数日~2週間 | 一般的な処分方法。確実に処分したい場合 |
自分で分解して可燃ごみ | 無料~ごみ袋代 | ★★★★★ | 数時間~数週間 | 費用を抑えたい場合。時間はかかるが経済的 |
新品購入店での引き取り | 3,000円~5,000円 | ★☆☆☆☆ | 即日~数日 | 新しいマットレスを購入する場合 |
不用品回収業者 | 5,000円~10,000円 | ★☆☆☆☆ | 即日~3日程度 | 急いでいる場合や自力で運べない場合 |
フリマ・オークション | 収入になる可能性 | ★★★☆☆ | 数日~数週間 | 比較的新しく状態の良いマットレス |
地域情報サイトで譲渡 | 無料 | ★★★☆☆ | 数日~2週間 | まだ使用可能な状態のマットレス |
状況別おすすめの処分方法
【経済的に処分したい場合】
自分で分解して可燃ごみとして捨てるのが最も費用を抑えられます。ただし労力と時間がかかるのでその点は考慮しましょう。
【手間をかけたくない場合】
粗大ごみ回収か不用品回収業者がおすすめ。特に不用品回収業者は玄関先まで取りに来てくれるので楽です。
【急いで処分したい場合】
不用品回収業者が最適です。追加料金で即日対応してくれる業者も多いです。
【新しいマットレスを買う場合】
購入店の引き取りサービスを利用するのが便利です。新品配送と同時に回収してくれます。
最も効率的な処分方法
総合的に判断すると、自治体の粗大ごみとして出すのがバランスの取れた選択肢です。費用も手間も中程度で、確実に処分できます。時間に余裕がある場合は自分で分解する方法も経済的ですが、労力と時間を天秤にかけて判断しましょう。
まとめ:三つ折りマットレスの賢い処分方法
三つ折りマットレスの処分方法はいくつかありますが、重要なのは自治体のルールに従って適切に処分することです。この記事で紹介した主な処分方法をおさらいしましょう。
粗大ごみとして処分
最も一般的で確実な方法です。自治体に申し込み、処理券を購入し、指定の日時・場所に出します。費用は400円〜1,200円程度。
自分で分解して可燃ごみに
経済的な方法です。包丁で切り込みを入れ、30cm以下に小さく切り分け、普通のごみと混ぜて少しずつ捨てます。手間と時間はかかりますが、費用はごみ袋代のみ。
リサイクルや再利用
まだ使用できる状態であれば、フリマアプリやジモティーで譲渡する方法もあります。状態が良ければ収入になる可能性も。
業者に依頼する
手間をかけたくない場合や急ぎの場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの選択肢です。費用は5,000円〜10,000円程度。
最後に確認しておきたい重要ポイント
自治体ルールの確認
お住まいの自治体によって処分方法が異なります。必ず公式ウェブサイトやごみ分別アプリで確認しましょう。
時期による違い
年末年始や引越しシーズンは粗大ごみ回収が混み合います。余裕を持って予約しましょう。
分解時の安全確保
マットレスを自分で分解する場合は、怪我に注意し、床を傷つけないよう注意しましょう。
リサイクル優先
まだ使えるマットレスは可能であれば誰かに譲るなど、リサイクルを検討しましょう。
三つ折りマットレスは、素材や状態によって最適な処分方法が異なります。自分のライフスタイルや状況に合わせて、最も適した処分方法を選びましょう。適切な処分は環境保護にもつながります。