マットレストッパーの捨て方・処分方法は？家庭ゴミ、粗大ゴミどっち？

「マットレストッパーを新しく買い替えたいけど、古いものはどうやって捨てればいいの？」

「引越しでマットレストッパーが不要になったけど、家庭ごみとして出していいの？それとも粗大ごみ？」

マットレストッパーは、マットレスと比べると薄くて扱いやすい寝具ですが、いざ処分となると悩んでしまいますよね。大きさや素材によって捨て方や処分方法が異なるため、自治体のルールに従って適切に処分する必要があります。

この記事では、マットレストッパーの基本的な特徴から始まり、家庭ごみや粗大ごみとしての処分方法、さらには再利用や専門業者による回収など、様々な処分方法について詳しく解説します。

マットレストッパーの処分方法に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

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マットレストッパーとは？特徴と種類

マットレストッパーは、マットレスの上に敷いて使用する寝具の一種です。マットレスに直接敷いて使用したり、シーツの上に敷いたりして使います。通常は厚さ2〜9cmほどの敷物で、マットレスの寝心地を改善したり、マットレスを保護したりする目的で使用されます。

マットレストッパーには以下のような特徴があります：

• 寝心地の改善：硬すぎるマットレスを柔らかくしたり、柔らかすぎるマットレスにサポート性を加えたりできます
• 体圧分散効果：体重を均等に分散させて、腰痛や肩こりなどの軽減が期待できます
• マットレスの保護：汗や汚れからマットレスを守ります
• 温度調節機能：素材によって、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます
• 取り外しが容易：マットレスより軽量で、洗濯やお手入れがしやすいです

マットレストッパーの主な素材と特徴

マットレストッパーは素材によって特性が大きく異なります。主な素材とその特徴を紹介します。

厚さによる違い

マットレストッパーの厚さは主に以下のような違いがあります：

• 薄いタイプ（2〜3cm）：マットレスの寝心地を少し変えたい場合や、保護が主な目的の場合に適しています。
• 中厚タイプ（4〜5cm）：一般的な厚さで、寝心地の改善効果とコスト面のバランスが取れています。
• 厚いタイプ（6cm以上）：寝心地を大きく変えたい場合や、古くなったマットレスの上に敷く場合に適しています。マットレストッパー単体で使用する場合は7cm以上の厚さが推奨されます。

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マットレストッパーの処分方法5選

マットレストッパーを処分する方法は主に5つあります。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

①可燃ごみとして捨てる方法

マットレストッパーを小さく切って可燃ごみとして処分する方法は、費用をかけずに処分できる最も一般的な方法です。

可燃ごみとして処分する手順

1. マットレストッパーを切りやすいサイズに折りたたむ
2. 裁ちばさみやカッターナイフを使って、一辺が30cm以内になるよう切断する
3. 切ったマットレストッパーを指定のごみ袋に入れる
4. 自治体の決められた曜日や時間に収集場所に出す

素材がウレタンやファイバーなどの場合は比較的切りやすいですが、厚みのあるものやラテックス素材のものは切断が難しいことがあります。切断に手間と時間がかかる点は覚えておきましょう。

②粗大ごみとして捨てる方法

マットレストッパーの種類によっては厚みがあったり、切断が難しかったりする場合は、粗大ごみとして処分するのが適切です。

粗大ごみとして処分する手順

1. 回収対象となっているか確認する自治体のホームページで確認するか、粗大ごみ受付センターに電話で問い合わせましょう。
2. 管轄エリアの粗大ごみ受付センターへ連絡する電話またはインターネットから申し込みを行います。申込時には「申し込みをする人の情報」「処分する物の情報」「処分する物の数」などの情報が必要です。

   地域や時期によっては電話窓口が込み合うことがあるため、余裕をもって申し込みましょう。特に大型連休前や新学期、新生活が始まる2、3月は混雑します。

3. 粗大ごみ処理券を購入する粗大ごみ受付センターから提示された料金分の「粗大ごみ処理券」を購入します。購入場所は「粗大ごみ処理券取扱店」のステッカーが貼ってあるお店や公共機関（コンビニエンスストア、スーパー、郵便局など）です。

   コンビニでの購入が手軽ですが、キャッシュレス決済は使えず現金が必要なのでご注意ください。また、一度購入したら返品や交換はできません。

4. 粗大ごみ処理券に記入する粗大ごみ処理券に氏名と収集日を記入し、マットレストッパーの見やすい場所に貼り付けます。雨などで濡れる可能性がある場合は、消えないペンで記入しましょう。
5. 収集場所に出す指定された収集日の朝に粗大ごみを出します。前日の夜に出すのは禁止されています。また、歩行者や車の通行の妨げにならないよう配置に気をつけましょう。

※自治体によってルールが異なるため、住んでいる地域のルールを必ず確認しましょう。

③フリマアプリで売る方法

使用頻度が少なく状態が良いマットレストッパーであれば、フリマアプリを活用して売却することもできます。

フリマアプリでの売却のポイント

• 清潔にしてから出品する：洗濯やクリーニングをして、清潔な状態にしましょう
• 使用状態を正直に記載する：使用期間や保管状態など、買い手が知りたい情報を明記します
• 複数の写真を掲載する：全体像や細部、タグなどがわかる写真を掲載しましょう
• 適正価格で出品する：中古品の相場を調査して、適正な価格設定をしましょう

使用済みのマットレストッパーでも価格を抑えれば売れる可能性はありますが、特に「キッズ向け」の商品は需要があるようです。また、切れ端をリメイクやハンドメイドの材料として購入する方もいます。

市場価格としては、使用済み品で数百円〜、未使用品で2,000〜5,000円程度が相場となっています。

④知人や友人に譲る方法

マットレストッパーを処分する最もシンプルな方法の一つは、知人や友人に譲ることです。

知人・友人に譲るときのポイント

• 事前に洗濯やクリーニングをする：相手に気持ちよく使ってもらうために、清潔な状態にしておきましょう
• 状態や使用歴を正直に伝える：使用期間や状態など、必要な情報は事前に伝えておきましょう
• 写真や現物を見せる：実際に見てもらってから判断してもらうのがベストです
• サイズの確認をする：譲る相手のベッドやマットレスのサイズに合うか確認しましょう

知人や友人に譲る方法は、ゴミとして処分する必要もなく、フリマアプリに出品する手間も省けるため、最も手軽な処分方法と言えます。

⑤不用品回収業者に依頼する方法

マットレストッパー単体の処分であれば自分で行うことも可能ですが、他の不用品と一緒に処分したい場合や手間を省きたい場合は不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者に依頼するメリット

• 最短で当日に回収してもらえる：急いでいる場合でもスピーディに対応してもらえます
• 自宅まで回収に来てくれる：重たいものや大きなものでも運び出す手間がありません
• 複数の不用品をまとめて回収できる：マットレストッパー以外の不用品も一度に処分できます
• 分別の手間がかからない：プロが適切に分別・処分してくれます

デメリットとしては、費用がかかることと信頼できる業者を選ぶ必要があることです。料金は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。

特に他の不用品も一緒に処分したい場合は、まとめて依頼することでお得になることが多いです。

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マットレストッパーの処分費用の相場

マットレストッパーの処分方法によって、かかる費用は大きく異なります。各処分方法の費用相場を比較してみましょう。

マットレストッパーの処分にかかる費用は比較的安めですが、安いほど手間と時間がかかる傾向があります。時間的な制約や労力を考慮して、自分に合った処分方法を選びましょう。

処分方法ごとのメリット・デメリット比較

マットレストッパーの処分方法ごとのメリット・デメリットを比較してみましょう。

それぞれの処分方法には一長一短があります。処分するマットレストッパーの状態や大きさ、自分の状況（時間的余裕、体力など）を考慮して最適な方法を選びましょう。

費用をかけずに確実に処分したい場合は、小さく裁断して可燃ごみとして出す方法がおすすめです。手間や時間をかけずに確実に処分したい場合は、粗大ごみか不用品回収業者への依頼が適しています。

マットレストッパーのお手入れとメンテナンス方法

マットレストッパーを長持ちさせるためには、適切なお手入れとメンテナンスが欠かせません。素材別のお手入れ方法と定期的なメンテナンスのポイントをご紹介します。

素材別のお手入れ方法

ウレタン素材のマットレストッパー

ウレタンフォームは水に弱く、洗濯すると劣化する素材です。以下の方法でお手入れしましょう：

1. カバーと本体を分ける：カバーが取り外せる場合はカバーのみを洗濯します
2. 表面の汚れを拭き取る：硬く絞ったタオルで優しく拭きます
3. 風通しの良い場所で陰干し：直射日光は避け、風通しの良い場所で乾燥させます
4. 定期的に掃除機をかける：ホコリや汚れを取り除きます

ウレタン素材は水洗い厳禁です。水に浸すとボロボロになり、劣化を早めてしまいます。

ラテックス素材のマットレストッパー

ラテックスもウレタンと同様に水洗いには向きません：

1. カバーを取り外して洗濯：カバーのみを洗濯します
2. 本体は掃除機でホコリを取る：優しく吸引します
3. 硬く絞ったタオルで拭く：水をつけすぎないよう注意します
4. 風通しの良い場所で陰干し：湿気を発散させます

ラテックスは抗菌・防臭性に優れていますが、湿気がこもると劣化の原因となります。

ファイバーや羊毛などの天然素材

ファイバーや羊毛などの天然素材は、素材と厚さによってお手入れ方法が異なります：

1. 製品タグの洗濯表示を確認：洗濯可能かどうかを確認します
2. 洗濯機で洗える場合：ネットに入れて優しく洗います
3. 洗えない場合：掃除機をかけたり、風通しの良い場所で干したりします
4. 漂白剤の使用は避ける：素材を傷める可能性があります

特に羊毛やシルクなどの高級素材は、クリーニング店に依頼することをおすすめします。

定期的なメンテナンスのポイント

• 毎日：使用後はシーツをめくって湿気を逃がす
• 週1回：掃除機をかける、陰干しをする
• 月1回：裏返してみたり、向きを変えて使う
• 3ヶ月に1回：天日干し（ただし直射日光は避ける）

マットレストッパーは1週間に1度は陰干しなどで湿気対策をすることがとても重要です。湿気がたまるとカビや臭いの原因になり、素材の劣化も早まります。

マットレストッパーを処分する際の注意点

マットレストッパーを処分する際は、いくつか注意すべき点があります。トラブルなく適切に処分するために、以下の点に気をつけましょう。

①市区町村のゴミ出しルールを守る

可燃ごみや粗大ごみとして処分する場合は、お住まいの市区町村のルールを必ず守りましょう。ルールを守らないと回収してもらえないだけでなく、近隣トラブルの原因にもなります。

• 指定のゴミ袋を使用する：可燃ごみの場合、自治体指定のゴミ袋でないと回収されません
• ゴミ出しのスケジュールを確認する：曜日や時間帯が決められています
• 正しい分別をする：金属パーツなどがある場合は分別が必要です
• 袋の口をしっかり縛る：中身が飛び出さないようにします
• 指定の場所に出す：勝手に場所を変えると回収されない可能性があります

多くの自治体では週に2回程度燃えるゴミの日があるので、出し忘れた場合は次回の収集日に出しましょう。前日の夜に出すのはルール違反になる場合が多いです。

②新品未使用品は買取りに出してみる

一度も使用していない新品のマットレストッパーがある場合は、捨てる前に買取りに出すことを検討しましょう。

• パッケージが未開封の場合：そのままの状態で買取りに出しましょう
• リサイクルショップへの持ち込み：状態を確認してもらった上で買取価格が提示されます
• ネットオークションやフリマアプリ：新品であれば高値で売れる可能性が高いです
• メーカーによる下取りサービス：メーカーによっては新品交換の際に下取りサービスを行っている場合があります

新品未使用の状態で売却すれば、定価の30〜70%程度の値段がつくこともあります。捨てる前に一度検討してみる価値はあるでしょう。

ゴミ出しのルールを守らないとどうなる？

ゴミ出しのルールを守らないと、様々なトラブルや罰則が生じる可能性があります。

時間や場所を守っていない場合

ゴミ出しに関するルールは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」によって定められています。この法律の16条では、「何人もみだりに廃棄物を捨ててはならない」と規定されています。

以下のような行為は廃棄物処理法に違反する可能性があります：

• 指定されていない場所にゴミを捨てる
• 決められた日時以外にゴミを出す
• 自分の住んでいる地域以外の場所にゴミを出す
• 粗大ゴミを無断で森林や空き地などに捨てる

廃棄物処理法違反の罰則は非常に厳しく、「5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金」が科せられる場合があります。軽い気持ちでルールを破ると、周りに迷惑をかけるだけでなく、法律違反として処罰される可能性があるのです。

分別ルールが守られていない場合

ゴミの分別ルールは自治体によって異なります。分別ルールの違反については、各自治体の条例によって罰則が定められています。

分別ルールを守らないと、以下のような問題が発生します：

• ゴミが回収されずにその場に残される
• 近隣住民とのトラブルになる
• 管理人や自治体から注意や警告を受ける
• 悪質な場合は過料などの罰則が科される

特に集合住宅では、一部の住民のルール違反が全体の問題となり、コミュニティの雰囲気を悪化させることもあります。

粗大ゴミが不法投棄されていた場合の対処法

粗大ゴミが不法投棄された場合は、速やかに自治体に連絡しましょう。

• 一般廃棄物(家庭ゴミ)の場合は市町村役場の環境局へ
• 産業廃棄物の場合は都道府県か政令指定都市の保健所に連絡
• 不明の場合は各市町村役場か環境省の不法投棄ホットラインに連絡

不法投棄の連絡をする際は、不法投棄されている場所、発見日時、ゴミの種類と量、現場の状況などを伝えるとスムーズに対応してもらえます。

マットレストッパーの捨て方は素材と大きさで決めよう

マットレストッパーの捨て方について詳しく解説してきました。処分方法を選ぶ際のポイントをまとめると以下のようになります。

マットレストッパーの特性を理解する

マットレストッパーは主に高反発ウレタン、低反発ウレタン、ラテックス、ファイバー、天然素材などでできており、厚さは2〜9cmほどです。素材や厚さによって適切な処分方法が異なることを理解しましょう。

処分方法の選び方

• 可燃ごみとして捨てる：薄手のマットレストッパーで、自分で30cm四方に切断可能な場合
• 粗大ごみとして捨てる：厚手のマットレストッパーや自分で切断が難しい場合
• フリマアプリで売る：比較的状態が良く、再利用可能な場合
• 知人や友人に譲る：状態が良く、欲しい人がいる場合
• 不用品回収業者に依頼する：手間をかけずに処分したい場合や他の不用品も一緒に処分したい場合

処分する際の注意点

• 自治体のルールを必ず確認する：地域によってゴミの分類や出し方が異なります
• 新品未使用品は売却を検討する：無駄にせず、収入を得るチャンスです
• ルール違反に注意する：罰則や近隣トラブルの原因になります
• 計画的に処分する：粗大ゴミ回収は予約が必要で、日程に余裕を持ちましょう

マットレストッパーを処分する際は、できるだけ環境に配慮した方法を選びましょう。再利用できるものは売却や譲渡を検討し、やむを得ず捨てる場合も自治体のルールに従って適切に処分することが大切です。

計画的に処分することで、不要になったマットレストッパーも環境に負荷をかけることなく、スムーズに手放すことができます。快適な睡眠環境を整えるためにも、適切な処分方法を選んでください。

最後に、マットレストッパーを購入する際は将来の処分方法も考慮に入れて選ぶことをおすすめします。素材の特性や耐久性、メーカーによる回収サービスの有無なども、選択基準の一つにすると良いでしょう。