悪質な不用品回収業者のトラブルが急増?違法業者の特徴とトラブル事例

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危険!悪質な不用品回収業者とのトラブルに注意

国民生活センターのデータによると、2018年に1354件だった不用品回収に関する相談件数が2021年には2231件と約1.5倍にもなっています。

危険で悪質な不用品回収業者が増加傾向にあることがわかります。

 

※2022年の相談件数は9月末までの数値

特にネットやチラシの広告をきっかけに金銭面でのトラブルが発生しているケースがあります。

ここで、しっかりトラブル事例や違法業者の特徴などを把握しトラブルに合わないよう、しっかり内容を理解して安心して不用品回収業者へ依頼できるよう準備をしっかりしておきましょう。

不用品回収業者とのトラブル事例

実際に国民生活センターに問い合わせのあったトラブル例をご紹介します。

無料と言われていながら作業終了後に高額請求をされた

無料とアナウンスしているトラックで巡回している業者に廃品回収を依頼した。作業前に無料ということを確認したが、作業が終わった後に6万円の請求をされた。

無料ではないことを抗議したが「回収代金は無料だが積み込み料金は有料」と言われた。領収書や業者の住所・電話番号も知らされなかったので何も対策ができなかった。

(60代 女性)

特にトラックで街を巡回している業者には注意してください。こういった業者は違法な業者の可能性が高いです。

ホームページや連絡先などがない業者は特にトラブルの元になる事が多いです。

無料と謳いながら高額請求をされるような手口に気をつけましょう。

トラックいっぱいに積み込んでもらえなかった

「一軒家丸ごと2トントラック詰め放題」と書かれており通常6万円のところ5万円程になるとのことだった。「うちは見積もりをしていない。2トントラック詰め放題で料金はサイトに表示しているプランのみ」と言われたので依頼した。約束の日時に母の家へ行くと2トントラックで作業員が来訪していたが、不用品を載せることができるのは荷台の囲いの高さ(20〜30cm程度)までだと言われた。詰め放題ではなかったため回収を断ると「キャンセル料1万5,000円」を請求された。

(2022年4月 50歳代 男性)

積み放題プランで定額で依頼をしたところ平積みのトラックで全然量が乗らないというケースでキャンセルしたかったが、キャンセル量が発生したという事例もあります。

トラックも平積みやアルミバンのタイプなど違いがあるため、積める量を事前に確認しておくといいでしょう。

下記のページで相場費用や積載量などの目安も記載しているのでご覧ください。

軽トラックの費用や積める量

2tトラックの費用や積める量

チラシを見て廃品回収を依頼したら高額請求された

チラシで安い定額パックを見て申し込みしたが、チラシには8万円と書かれていたが47万円の請求をされ支払ってしまった。

(80歳代 男性)

引越荷物を減らそうと思い、投げ込みチラシを見て不用品回収業者に不用な家具等の廃棄処分を依頼した。せいぜい数万円だろうと思って引越当日に来てもらったら15万円を請求された。

特にポストに入っているチラシに問い合わせをかけた際にトラブルが発生しているケースも多くあります。

無料回収を謳っていたり、住所や電話番号など記載のない業者は避けるようにしましょう。

基本的に作業費などを考えると無料で回収できることはないと思っておくといいでしょう。

高額請求後に「クーリング・オフはできない」サインを求められた

「軽トラックパック7,000円、2トントラックパック2万5,000円」との広告を見て事業者に依頼をしたが作業後の料金は25万円だと言われた。不動産業者の立ち合いの予定があり、早く部屋を出なければならないと焦っていたので、その場で親に電話をして送金してもらい支払った。その際「クーリング・オフはできない」と記載された書面にサインをさせられた。

作業後に高額請求をされ、クーリングオフができないと記載されいてる書類にサインさせられてしまったケース。

事前に料金内訳など詳細に記載された見積書を作業前に必ずもら雨ようにすることでこういったトラブルは回避しやすくなります。

トラブルがあったとしても、見積書があることで証拠として残すことにもつながります。

参考:国民生活センター

見積もりを提示されずに契約が進み高額請求された

電話では見積りを出すのでその額を確認してから契約すれば良いと言われていたが、実際に積んでみないと費用は分からないと言って軽トラック1台にテレビ、ストーブ、布団、ゴミ袋等をどんどん積んでいき、最後に27万円を請求され支払ってしまった。

(30歳代、女性、給与生活者)

見積もりをもらわずに作業がスタートし、作業が終わった後に高額請求されてしまうケースがあります。

こちらも、作業前には必ず見積書を書類でもらえるようにする事が大事です。

見積書を出してもらえない業者は避けることをお勧めします。

依頼していない物も回収され盗まれた

依頼者の目を盗んで、回収を依頼していない物までトラックに積み込んで、勝手に持って行かれてしまうというケースがあります。

依頼していないものを回収される行為は盗難になるため、もし被害に遭った場合は警察などに通報することをお勧めします。

この場合の回避策は、依頼の前に会社情報や電話番号などの情報がしっかりある業者かどうかをチェックしておくことが重要です。

参照:八幡平市

処分した不用品が不法投棄されていた

「不用品回収します」と訪問され、パソコンディスプレイと自転車を渡して処分代金1500円を払った。後日、回収品が道路脇に捨て去られていた。

悪質な業者の中には不用品を回収して費用を受け取ってるにも関わらず、回収・処分を依頼した不用品が不法投棄され、後日警察から元の持ち主に連絡が来てしまったケースがあります。

不法投棄された場合、依頼主に責任が問われる可能性があります。

こちらも会社住所や電話番号がかかれているか。また「一般廃棄物収集運搬業許可」の許可番号の記載があるか?

などでも判断できるケースもあるため、依頼する前にチェックしておくといいでしょう。

参考:流山市

こんな不用品回収業者は危険!違法な業者の特徴

主に下記のタイプの業者には注意が必要です。

  • トラック巡回型
  • チラシ型
  • 拠点型
  • ウェブ広告宣伝型

トラック巡回型

地域を「ご家庭に不用品はありませんか?」とスピーカーで宣伝しながらトラックなどで徘徊しているのが特徴です。

特にこの手のタイプは許可を得ずに営業をしていたり、住所や連絡先などもないケースが多くトラブルが起こる確率も高いです。

そのため、このような業者は避けるようにすることをお勧めします。

チラシ型

「無料で不用品を回収します」といった謳い文句や、格安と謳ったチラシで営業をしているのが特徴です。

無料や安い料金を表示しているにも関わらず、作業後に高額料金を請求されるケースがあります。

不用品回収は作業費などを考えても無料で請け負うことは不可能です。

無料という謳い文句にひっかからないよう注意しましょう。

また、家の前まで訪問してくることもあるのでそのような業者にも依頼しないようにしましょう。

拠点型

空き地を拠点にして「廃棄物を引き取ります」と書かれた看板や「無料回収」といった看板などを立てて回収しているのが特徴です。

こういった業者はほとんどが無許可の業者なので依頼しないようにしましょう。

ウェブ広告宣伝型

ホームページの広告でも「無料回収」や「格安」を謳った広告には注意が必要です。

チラシのタイプの業者と同様に無料や格安の表示には注意しましょう。

参考:多摩市

不用品回収業者とのトラブルを回避するためのポイント

 

一般廃棄物処理業許可を取得しているか確認

一般の家庭から出る粗大ゴミは「一般廃棄物収集運搬業許可」を自治体から取得していなければいけません。

ホームページに許可番号があるか確認しましょう。

また、名前が似ている「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得している業者もありますが、これは事業ゴミのみの対応となるため一般家庭のゴミは処分できないため注意が必要です。

古物商許可を持っている業者か確認

買取なども行う業者は「古物商許可」が必要となります。

不用品回収のみの作業であればなくても問題はありませんが、買取ができると謳っている業者であれば、こちらも同様にホームページに許可番号があるか確認しましょう。

運営会社の住所や連絡先が明記されている

問い合わせや依頼をかける前に運営会社の会社電話番号や会社住所が明確に書いてあるか確認しましょう。

住所や電話番号が明記されていることはもちろん、住所など架空ではないかなども検索して確認しておくといいでしょう。

口コミや評判を確認する

問い合わせの前に、一度会社名で検索をかけて口コミを確認しておくことをお勧めします。

大きなトラブルがないかなどもしっかりチェックしておくことをお勧めします。

ホームページなどもあって住所や電話番号も確認することをお忘れなく。

見積もり書が詳細に書かれている

そもそも見積もり書を書類などでしっかり出してもらえる業者を選ぶようにしましょう。

また、見積書にはどんな項目で費用がかかるのか内訳などがしっかり書かれている業者を選ぶようにしてください。

もちろん、連絡先や会社の情報などもしっかり書かれているかもチェックしておきましょう。

 

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