口コミや評判が良くても1社見積りの高額料金に注意!
片付け業者の種類や特徴を知ろう
片付け業者といっても幅広い業務に携われる業者や専門的な業者などがあります。
下記のような業者の種類があるのでまずは自分にあった業者を探しましょう。
- ゴミ屋敷片付け・汚部屋片付け業者
- 遺品整理・生前整理業者
- 空き家片付け業者
- 特殊清掃業者
- 不用品回収業者
ゴミ屋敷片付け・汚部屋片付け業者
ゴミが増えすぎて生活に支障をきたすほどの状態になった部屋のゴミを回収、その部屋の掃除をしてくれます。
遺品整理・生前整理業者
遺品整理業者とは、遺族に代わり故人の部屋を仕分けてくれる業者です。部屋の仕分け作業に長けており、買取に対応している業者もあります。
生前整理業者は、施設入居などの理由で必要なくなった家財道具の仕分け作業をしてくれます。
空き家片付け業者
長期間住む人が居なくなった一軒家の片付け、空き家管理・売買、補助金の申請相談などを行う業者です。
特殊清掃業者
孤独死・事故死のあった部屋を、通常の清掃では落とせない汚れや臭いを除去する業者です。消臭・脱臭の技術があり、徹底的に清掃してくれます。
不用品回収業者
部屋にある不用品の回収を行う業者です。粗大ゴミなどをその日のうちに処分できるため、ゴミの回収日に関係なく処分できます。
片付け業者の選び方のコツ
- 一括見積もりで相見積もりを取る
- 会社情報や資格情報をチェック
- 許可証などの資格を持っているか
- 口コミや評判をチェック
- 料金形態や見積もり内容が明確か
- 目的にあった作業内容ができるかの確認
- 損害賠償保険の有無を確認
一括見積もりで相見積もりを取る
相場の知識がなくても、一括見積で相見積もりを取れば、複数の業者の料金を比較でき、おおまかな料金の相場が分かります。
比較の結果から極端に高い業者や、安すぎる業者を避けることで安全な片付け業者を検討できるでしょう。
口コミや評判が良くても1社見積りの高額料金に注意!
ホームページで会社情報や資格を確認
清掃業には「一般廃棄物収集運搬許可」の資格が必要です。この資格がない片付け業者は、ゴミや不用品を処分場に持ち込むことができないので、ホームページの会社情報で資格の有無をチェックしておきましょう。
許可証などの資格をもっているか
報酬を得て産業廃棄物を収集し、ごみ処理施設まで運搬するには「産業廃棄物収集運搬許可」が必要です。事業を行う各都道府県それぞれの許可が必要になります。
また、集めたゴミの中から使えるものを販売する場合には「古物営業許可」が必要です。
これらの許可についてもホームページに記載があるか確認しておきましょう。
口コミや評判をチェック
ネットで片付け業者を検索すると、膨大な数の業者が見つかります。地域で絞り込んでみても、どの業者がいいのか判断できない人も多いでしょう。
そこで口コミや評判をチェックすると業者比較の参考になります。Googleの口コミは企業に忖度することなく投稿されているため信頼できる情報源です。
評価の悪い口コミは業者からの返信、対応の早さなどから、優良業者を見極める重要なポイントとなるためチェックしておきましょう。
料金形態や見積もり内容が明確か
片付け業者に依頼する際には、料金形態が明確になっている業者を選んでください。
料金について曖昧にしか書かれていないと、追加料金として高額な料金を請求される可能性があります。
見積り書を出してもらい、作業内容とその内訳が詳しく明示されていることを確認しましょう。
目的にあった作業内容ができるか確認
自分で片付けできるが時間がない場合や、専門知識や技術が必要な片付けなど、その目的によって業者選びが必要になります。
業者の実績を確認して、依頼したい作業内容の実績が豊富で、高い専門性を提供できる業者を選んでください。
損害賠償保険があるかもチェック
依頼した片付け業者が損害賠償保険に加入していない場合、万が一の場合に保証されないケースがあります。
片付け業者が何かを破損させてしまった場合、損害賠償保険に加入していれば修理してもらえるため、もしものときにも安心です。
依頼する前に、損害賠償保険の加入の有無をチェックしておきましょう。
片付け業者の主な作業内容
片付け業者によって対応していない業務や、実績が少ない作業もあります。
片付け業者にはどんな作業があるのか、主な作業内容を紹介します。
分別作業
荷物を「いるもの」「いらないもの」に仕分けていく作業です。片付けが苦手な人は判別ができないことが多く、考えることに疲れて挫折することもあります。
プロの目で効率よく仕分けることで効率よく判別でき、依頼主の負担を減らすことができます。
買取や不用品の処分
片付け業者は仕分けた不用品をまとめて処分してくれます。「いらないもの」はゴミとして回収し、使い道があるものは買取できることもあるでしょう。
業者が不用品を搬出してくれるため、手間をかけずに部屋の不用品を処分できます。
ハウスリーニングや清掃
ゴミ屋敷など長い間管理されていない部屋は、壁や床が劣化していたり、カビが発生していることがあるため、原状回復が必要なケースもあります。
原状回復できる業者であれば床や壁の修繕ができ、ハウスクリーニングの業者では消毒や消臭の技術があるため、徹底的に綺麗にしてくれます。
片付け業者の費用相場
片付けにかかる費用は、部屋の広さや処分する物品の量で大きく異なります。一般的な相場は以下の通りです。
間取り | 料金相場 |
---|---|
1R・1K | 25,000円~280,000円 |
1DK~2LDK | 50,000円~300,000円 |
3LDK~4DK | 150,000円~690,000円 |
4LDK以上 | 220,000円~ |
トラックの大きさで料金を設定しているケースもあります。
トラックの大きさ | 料金相場 |
---|---|
軽トラック | 12,000円~25,000円 |
1.5tトラック | 35,000円~ |
2tトラック | 50,000円~ |
4tトラック | 80,000円~ |
※上記の費用はあくまでも相場なので、実際にかかる費用は業者へ確認してください。
片付け業者に依頼するメリット・デメリット
片付け業者に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
- 依頼主の手間がかからない
- 再利用できるものは買取してくれる
- 回収費用がかかる
- 悪徳業者に注意する必要がある
片付け業者に依頼すると、手間がかからず依頼主の負担がないのがメリットです。再利用できる物は買取できるため、金銭的な負担も減らせます。
しかし、回収費用がかかっていまうことがデメリットです。悪徳業者も存在するため、一括査定などで相見積もりを取り、相場から大きく外れた料金を提示する業者は避けるなどの対策を取りましょう。