ウレタンマットレスの捨て方・処分方法は?燃えるゴミにも出せるの?

使い古して劣化してきたウレタンマットレスは、どう処分すればいいのでしょうか?

「粗大ごみで出せばいいの?」「自分で切って普通のごみに出せるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、ウレタンマットレスの処分方法は自治体によって異なり、正しく理解しておかないと思わぬトラブルになることもあります。

この記事では、ウレタンマットレスの適切な捨て方について、自治体のルールに沿った処分方法から自分で切って捨てる方法まで、詳しく解説していきます。

また、マットレスの寿命や買取・リサイクルの可能性についても紹介するので、これからマットレス処分を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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ウレタンマットレスの種類と寿命

ウレタンマットレスを処分する前に、まずはその種類と寿命について理解しておくことが大切です。

寿命がきているかどうかで、買い替えるべきか修理で対応すべきかの判断にもつながります。

ウレタンマットレスの種類

ウレタンマットレスは大きく分けて2種類あります:

種類特徴
低反発ウレタンマットレス体圧を分散する効果があり、体にフィットしやすい。
ゆっくりと体が沈み込み、反発力が弱い
高反発ウレタンマットレス体をしっかり支え、寝返りがしやすい。
反発力が強く、弾力性がある

ウレタンマットレスの寿命

ウレタンマットレスの寿命は種類や価格帯によって異なります。一般的な目安は以下の通りです:

低反発ウレタンマットレスの寿命

  • 2万円以下の低価格帯:約2年以内
  • 4万円以上の高価格帯:約3〜5年

低反発ウレタンマットレスは反発力が弱く戻りにくい特性があり、常に体重で沈み込んだ状態になるため、高反発タイプより寿命が短い傾向にあります。

高反発ウレタンマットレスの寿命

  • 3万円以下の低価格帯:約3年程度
  • 4万円以上の高価格帯:約6〜8年

高反発ウレタンマットレスは密度(D)が耐久性を表し、密度が30D以上のものは平均以上の寿命を持っています。折りたたみ式の高反発マットレスもほぼ同じ寿命です。

他のマットレス素材との寿命比較

  • ファイバーマットレス:低価格帯で3年程度、高価格帯で6〜8年
  • ラテックスマットレス:低価格帯で3年以下、高価格帯で6〜9年

天然ゴム100%のラテックスは耐久性が高い一方、合成ラテックスは寿命が短くなる傾向があります。

マットレスの交換時期を見極めるポイント

次のような状態になったら、マットレスの寿命のサインかもしれません:

  • 明らかなへこみや変形がある
  • 寝起きに体が痛む、疲れが取れない
  • 快適な睡眠がとれなくなった
  • 表面が破れている、汚れがひどい
  • 購入から推奨使用年数が経過している

これらの状態が見られる場合は、新しいマットレスへの買い替えを検討する時期かもしれません。

ウレタンマットレスの基本的な処分方法

ウレタンマットレスを処分するには、いくつかの方法があります。主な処分方法を以下に示します:

主な処分方法一覧

  1. 自治体の粗大ごみとして出す:多くの自治体では、マットレスは粗大ごみとして回収しています
  2. 自分で切って普通ごみとして捨てる:ウレタンマットレスは切って小さくすれば、普通ごみとして出せる場合があります
  3. 買い替え時に販売店で引き取ってもらう:新しいマットレスを購入する際、古いマットレスを引き取ってもらえる場合があります
  4. 不用品回収業者に依頼する:有料ですが、手間なく処分できます
  5. リサイクルショップに売る:状態が良ければ買い取ってもらえる可能性があります
  6. フリマアプリで売る:状態が良ければ個人間で売買できます

どの方法が最適かは、マットレスの状態や自治体のルール、手間や費用を考慮して判断する必要があります。以下からそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

自治体の粗大ごみとして処分する方法

もっとも一般的なウレタンマットレスの処分方法は、自治体の粗大ごみとして出すことです。

自治体の粗大ごみ回収の流れ

  1. 自治体に問い合わせる:まずはお住まいの自治体のウェブサイトやごみ分別アプリなどでウレタンマットレスの処分方法を確認します
  2. 回収予約をする:多くの自治体では電話やインターネットで粗大ごみの回収予約ができます
  3. 料金を支払う:粗大ごみ処理券(シール)を購入します。コンビニや区役所などで購入できる場合が多いです
  4. シールを貼る:購入した処理券に名前や受付番号を記入し、マットレスに貼ります
  5. 指定日に指定場所へ出す:予約した日時に指定の場所(玄関前など)にマットレスを出します

注意点

年末年始や引っ越しシーズン(2〜3月)は予約が混み合うため、早めに申し込みましょう。また、重いマットレスは指定場所まで運び出す手間がかかります。一人では難しい場合は、家族や友人の助けを借りることをおすすめします。

自治体によるマットレスの分類の違い

自治体によって、ウレタンマットレスの分類や処理方法は異なります。例えば:

  • ウレタンマットレスを「可燃ごみ」として分類する自治体
  • 「不燃ごみ」として分類する自治体
  • サイズによって「粗大ごみ」と普通ごみを区別する自治体(例:一辺が30cm以上は粗大ごみなど)

必ず自治体のルールを確認し、適切な方法で処分しましょう。

ウレタンマットレスを自分で切って捨てる方法

ウレタンマットレスは、スポンジ状の素材で作られているため、自分で切って小さくすれば普通のごみとして出せる場合があります。自治体によっては、この方法が認められている場合もありますが、必ず事前に確認しましょう

自分でウレタンマットレスを切る手順

  1. 作業場所の準備:ウレタンの粉が飛び散るため、屋外や新聞紙を敷いた場所など、掃除しやすい環境で作業します
  2. 道具の準備:カッター、はさみ、のこぎりなどの刃物を用意します(包丁が最も効率的との声も
  3. カバーの取り外し:マットレスにカバーがある場合は、まずこれを取り外します
  4. 切断作業
    • マットレスを扱いやすい大きさに区切ります
    • 切断面が床に当たらないよう注意しながら、マットレスを少しずつ切り分けていきます
    • 一般的に、指定のごみ袋に入る大きさか、一辺が30cm以下になるよう小さく切るのが目安です
  5. ごみ袋に詰める:切ったウレタンを指定のごみ袋に入れます

プロのテクニック

ウレタンマットレスを切るのに最適な道具は「包丁」という口コミがあります。家庭用の三徳包丁などで、刺身を切るような感じでスッと入れると、簡単に切れるそうです。ただし、床を傷つけないよう、全部を切らず7〜8cmの深さまで切った後、手で引きちぎるという方法が効果的です。

切ったウレタンマットレスの出し方

切ったウレタンマットレスは、自治体のルールに従って出します。

  • 一般的には可燃ごみ(燃えるごみ)として出すことが多いですが、自治体によっては不燃ごみに分類されることもあります
  • 大量のウレタンを一度に出すと、ごみ収集車の機械に巻き込まれて故障の原因になることがあるため、数回に分けて少量ずつ出すのがマナーです
  • 普通のごみと混ぜて捨てると良いでしょう(ごみ袋の半分くらいは通常のごみを入れ、残りの半分にマットレスの断片を混ぜるなど)

実体験によると、クイーンサイズ(160cm幅)のマットレスを分解した場合、70リットルのごみ袋が3袋分ほどになり、すべてを処分し終わるまでに約半月かかったとの声もあります。

注意点

この方法は手間と時間がかかり、部屋が散らかる原因にもなります。粗大ごみの処理料金が安い場合(数百円程度)は、労力を考えると粗大ごみとして出した方が合理的かもしれません。また、刃物を使うため、怪我をしないよう十分注意してください。

ウレタンマットレス処分にかかる費用相場

ウレタンマットレスの処分にかかる費用は、処分方法によって大きく異なります。ここでは主な方法と費用相場を紹介します。

処分方法別の費用相場

処分方法費用相場メリット・デメリット
自分で切って普通ごみ無料(時間と労力はかかる)◎費用がかからない
×手間と時間がかかる
×ウレタンの粉が散らかる
自治体の粗大ごみシングル:約300円〜1,000円
ダブル以上:約1,000円〜2,500円
◎比較的安価
◎適正に処理される
×予約から回収まで時間がかかる場合がある
購入店舗での引き取り3,000円〜5,000円程度
(新品購入が条件)
◎新品と同時に交換できる
◎持ち運ぶ手間が省ける
×費用が高め
×新品購入が必須
不用品回収業者シングル:約5,000円〜
ダブル以上:約8,000円〜10,000円
◎手間がかからない
◎すぐに処分できる
×費用が高い
×悪徳業者に注意
リサイクルショップ
フリマアプリ
状態によっては売却収入あり◎状態が良ければお金になる
×状態が悪いと買取拒否
×手間がかかる

自治体によって粗大ごみの料金体系は異なるため、お住まいの地域の料金を確認することをおすすめします。一般的に、サイズが大きくなるほど処理料金も高くなる傾向があります。

自治体の回収例

例えば、ある自治体では以下のような料金設定があります:

  • シングルサイズ(100cm以下):500円
  • ダブルサイズ(140cm以下):1,000円
  • クイーン・キングサイズ(180cm以下):1,500円

また、別の自治体では「マットレス(スプリングなし)」として、ウレタンマットレスを60cm未満に切れば無料で燃えるごみとして出せ、切らずに出す場合は粗大ごみとして310円かかるというケースもあります。

まとめて処分するとお得

不用品回収業者に依頼する場合、マットレス単体だと割高になりがちですが、引っ越しや大掃除などで他の不用品もまとめて処分する場合は、「トラック積み放題パック」などを利用すると割安になることがあります。

ウレタンマットレスを売る・リサイクルする方法

まだ状態の良いウレタンマットレスであれば、捨てる前に売却やリサイクルの可能性を検討してみましょう。

リサイクルショップでの買取

リサイクルショップでの買取は、以下の条件を満たすマットレスに限られることが多いです:

  • 比較的新しい(購入から2〜3年以内)
  • 汚れやシミ、臭いがない
  • 有名ブランド高級ラインのもの
  • 保証書や取扱説明書が残っている

リサイクルショップに持ち込む前に、電話で買取可能かどうか確認すると良いでしょう。ただし、中古マットレスは衛生面の理由から買取を拒否されることも多い点に注意が必要です。

フリマアプリでの販売

メルカリなどのフリマアプリに出品する場合のポイントは以下の通りです:

  1. 清潔に見せる:汚れを落とし、可能であれば日光消毒や除菌スプレーなどで清潔にしましょう
  2. 詳細な情報を記載:使用期間、購入時期、サイズ、素材、硬さなどを詳しく記載します
  3. 複数の写真:全体像だけでなく、表面の状態や厚みがわかる写真も添えましょう
  4. 適正価格設定:新品価格の2〜3割程度が目安です

送料と梱包の注意点

マットレスは大きく重いため、送料が高額になりがちです。「梱包・発送たのメル便」などの大型商品対応サービスを利用するか、「直接取引」「送料着払い」などの条件で出品することをおすすめします。

無料回収サービスの活用

一部の企業や団体では、条件を満たすマットレスを無料で回収しているケースがあります。例えば、以下のような条件を満たせば無料回収の対象になる可能性があります:

  • 壊れておらずまだ使える状態
  • シミや汚れ、臭いがない
  • スプリング(コイル)が入っていない

無料回収を行っている業者は地域によって異なるため、「(お住まいの地域名)マットレス 無料回収」などで検索してみると良いでしょう。

マットレス買い替え時に店舗で引き取ってもらう方法

新しいウレタンマットレスを購入する際、古いマットレスを引き取ってもらえるサービスを実施している店舗があります。

主な家具店の引き取りサービス

代表的な家具店の引き取りサービスを紹介します:

ニトリ

  • 条件:新しいマットレスを購入し、配送設置サービスを利用する場合
  • 料金:1点あたり約3,000円
  • 対象:購入する新品と同サイズのマットレス

IKEA

  • 条件:新しいマットレスを購入し、配送サービスを利用する場合
  • 料金:配送料に含まれる(約5,500円程度)
  • 対象:同サイズのマットレス

その他の家具店やインターネット通販サイトでも、同様のサービスを提供している場合があります。購入前に各店舗の引き取りサービスの有無を確認しましょう。

値引き交渉のコツ

新しいマットレスを購入する際、「古いマットレスの処分に困っている」と店員に相談してみましょう。場合によっては、引き取りサービスを無料にしてくれたり、新品の値引きに応じてくれたりすることもあります。特に大型店舗での大型商品購入時は交渉の余地があることが多いです。

処分方法の比較とおすすめの選び方

ウレタンマットレスの処分方法を選ぶ際のポイントをまとめます。自分の状況に合わせて、最適な処分方法を選びましょう。

状況別おすすめの処分方法

状況おすすめの処分方法理由
費用を抑えたい自分で切って普通ごみ
または自治体の粗大ごみ
最も費用が抑えられる(無料〜1,000円程度)
手間をかけたくない不用品回収業者
または購入店での引き取り
自分で運び出す必要がなく、すぐに処分できる
急いで処分したい不用品回収業者即日対応も可能な業者が多い
マットレスが比較的新しいリサイクルショップ
またはフリマアプリ
状態が良ければ収入になる可能性あり
新しいマットレスを購入予定購入店舗での引き取り配送と引き取りを同時に行えて便利
他の不用品も一緒に処分したい不用品回収業者(一括回収)まとめて処分でき、割引になることもある

最適な処分方法を選ぶ際のチェックポイント

  1. 自治体のルールを確認する:お住まいの地域でのウレタンマットレスの分類や処分方法を調べる
  2. マットレスの状態を評価する:状態が良ければ売却の可能性を検討する
  3. コストと労力のバランスを考える:自分で切る手間と粗大ごみの料金を比較する
  4. 処分の緊急性を考慮する:すぐに処分する必要があるかどうかで選択肢が変わる
  5. 新品購入の予定があるか確認する:買い替え予定があれば店舗の引き取りサービスを利用するのが便利

最も大切なのは、お住まいの自治体のルールに従って適切に処分することです。違法な不法投棄は厳しく罰せられるだけでなく、環境にも悪影響を及ぼします。迷った場合は自治体の窓口に問い合わせることをおすすめします。

よくある質問

Q: ウレタンマットレスは燃えるごみとして出せますか?

A: 自治体によって異なります。多くの場合、サイズが大きいため粗大ごみに分類されますが、小さく切って指定のごみ袋に入るサイズにすれば、燃えるごみとして出せる自治体もあります。ただし、一度に大量のウレタンを出すとごみ収集車の故障の原因になることがあるため、数回に分けて少量ずつ出すことをおすすめします。必ず自治体のルールを確認してから処分してください。

Q: ウレタンマットレスを切るのに最適な道具は何ですか?

A: 意外にも包丁が最も効率的だという意見が多いです。特に三徳包丁などの家庭用包丁で、刺身を切るような感じでスッと入れると簡単に切れます。カッターやハサミでは厚みのあるウレタンマットレスは切りにくい場合があります。ただし、床を傷つけないよう、底まで切らず7〜8cmほど切った後、手で引きちぎる方法が効果的です。作業時はウレタンの粉が飛び散るためマスクを着用し、できれば屋外で行うことをおすすめします。

Q: ウレタンマットレスはリサイクルショップで買い取ってもらえますか?

A: 状態が良く、購入から2〜3年以内の比較的新しいマットレスであれば、買い取ってもらえる可能性はあります。特に高級ブランドや人気商品は買取の可能性が高まります。ただし、衛生上の理由から中古マットレスの買取を行っていないリサイクルショップも多いため、事前に電話などで確認することをおすすめします。シングルやセミダブルサイズのマットレスは比較的買取されやすい傾向にあります。

Q: ウレタンマットレスを新しく買い替える際、古いものを引き取ってもらえますか?

A: 多くの家具店では、新しいマットレス購入時に古いマットレスの引き取りサービスを行っています。ニトリでは1点あたり約3,000円、IKEAでは配送料に含まれる形(約5,500円程度)で引き取りを行っています。ただし、新品と同サイズのマットレスが対象であったり、配送サービスの利用が条件であったりする場合が多いため、購入前に各店舗の引き取りサービスの詳細を確認しましょう。

Q: ウレタンマットレスをフリマアプリで売るコツはありますか?

A: まず徹底的に清潔にすることが大切です。日光に当てて消毒したり、除菌スプレーを使用したりするのも良いでしょう。出品時には使用期間、購入時期、サイズ、素材、硬さなどの詳細情報と、全体像だけでなく表面の状態や厚みがわかる複数の写真を掲載します。価格は新品の2〜3割程度に設定するのが一般的です。ただし、マットレスは大型で送料がかかるため、「梱包・発送たのメル便」などの大型商品対応サービスを利用するか、「直接取引」「送料着払い」などの条件で出品すると売れやすくなります。

Q: ウレタンマットレスの寿命を延ばす方法はありますか?

A: ウレタンマットレスの寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが重要です。3〜6ヶ月に一度は裏返しにしたり、頭と足の位置を入れ替えたりすることで、へたりを均一にすることができます。また、直射日光を避け、定期的に風通しの良い場所で湿気を飛ばすことも大切です。マットレスカバーやマットレスプロテクターを使用すると汚れや湿気から守ることができます。さらに、ベッドフレームが適切にマットレスをサポートしているか確認し、必要に応じてすのこやベッドボードを調整することも寿命延長に効果的です。

まとめ:ウレタンマットレスの適切な処分方法を選ぼう

ウレタンマットレスの処分方法には様々な選択肢があります。費用や手間、時間の制約などを考慮して、自分に合った方法を選びましょう。

  • 費用を最小限に抑えたい場合は、自分で切って普通ごみとして出す自治体の粗大ごみとして出すのがおすすめです
  • 手間をかけたくない場合は、不用品回収業者への依頼新品購入時の引き取りサービスを利用しましょう
  • 状態の良いマットレスであれば、リサイクルショップやフリマアプリでの売却も検討する価値があります

どの方法を選ぶにせよ、お住まいの自治体のルールに従って適切に処分することが最も重要です。自治体によってごみの分類や処分方法は大きく異なるため、事前に確認することをおすすめします。

また、環境への負荷を減らすためにも、まだ使用できるマットレスはリユースやリサイクルを優先し、最終的な廃棄は適切な方法で行いましょう。

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